市街地に突如現れる壮大な石門「崇元寺(そうげんじ)」へお散歩に行きました!
今回は入場料無料で見られる那覇市の国指定文化財「崇元寺」をご紹介します♪
「崇元寺(そうげんじ)」のアクセス・営業時間
「ゆいれーる牧志駅」より歩いて約7分なので車がない方でも行きやすいです。専用の駐車場はありませんが、付近には有料パーキングが多数あります。
史跡名 | 旧崇元寺石門 |
営業時間 | なし |
定休日 | 特になし |
駐車場 | 特になし |
住所 | 〒900-0012 沖縄県那覇市泊1-9-1 付近 |
ホームページ | 那覇市観光ベース |
備考(決済方法など) | — |
崇元寺(そうげんじ)の歴史
崇元寺は琉球王国の国廟(こくびょう)で、舜天から尚泰王までの歴代国王の神霊位が祀られていた場所になります。
※「国廟」:代々の国王様の霊を祀る場所のこと。その人の神霊へ捧げる祭祀などが行われる。
崇元寺が創建されたのは1527年頃で、琉球王国第二尚氏王統の第4代国王である尚清王が即位した直後だと言われています。
崇元寺は儀式の場として利用され、特に中国王朝からの使いである冊封使が「諭祭(ゆさい)」という葬儀を行う場として重宝されました。
「諭祭(ゆさい)」は、先代国王の葬儀のことですね。音楽隊を率いて崇元寺(そうげんじ)に行き、先代の琉球国王をとむらう儀式を新しい国王とともに執り行ったそうです。
当時は正廟を中心に中国風の伽藍が建ち並び、正廟、石門などが旧国宝に指定されていましたが、沖縄戦により破壊され焼失してしまいました。
戦後に石門のみが修復され現在は小さな公園になっています。
ちなみに、昭和30年代頃までは宗元寺跡に木造で図書館が造られ多くの市民が利用されていたそうです!
崇元寺(そうげんじ)に行ってみました!
崇元寺の外観
現在は復元された石門と、沖縄戦で唯一全壊を免れた下馬碑(げばひ)を見ることができます。
正門の壮大さが本当にすごい!市街地に突然現れるので観光客の方はみんな驚きますね~
「下馬碑」は、文字通り「馬から降りてください」という意味を持つ標識です。
下馬碑の裏側には「大明嘉靖六年(西暦1527年)」と書かれているので約500年前の建造物であることがわかります。
石碑には「あんしもけすもくまにてむまからおれるべし」と書かれています。
「あんし」の上の方にある凹みは沖縄戦の際の銃痕です。長く荒い歴史をくぐり抜けてきた証になります。
崇元寺 石門の内側に入ってみました!
崇元寺の石門をくぐって入ってみると、空気がガラッと変わって神秘的な雰囲気でした。
立派な石門ですが自由に出入りすることができます!
崇元寺の石門の中に入ってみると大きなガジュマルが立っています。樹齢何年くらいだろう…?おそらく那覇市最大級の大きさです。
裏側から石門を見るとこんな感じです。石門のすぐ外には那覇の街が広がっているとは思えない…。
階段を登って更に奥へ進むと、広い公園に出ます。
ピクニックにも使えそうですね♪
まとめ+崇元寺(そうげんじ)近くのオススメのカフェ
こんな感じで、那覇市牧志にある崇元寺に行ってきました。那覇の街を歩いていると突如現れる立派な石門があったのでずっと気になっていましたが、国王を祀る儀式が執り行われていた場所だったとは意外でした。人もあまりいないので、観光客や地元民のお散歩スポットとしてはいい場所だなと感じました!
神秘的な雰囲気を楽しんだあとはおしゃれなカフェでゆっくりスイーツを食べたい…!
そんなあなたにおすすめなのは崇元寺から徒歩5分のところにある「雪花の郷 那覇店」
「雪花の郷 那覇店」では、ここでしか食べられない台湾スイーツ「雪花冰(しぇーほぁぴん)」を食べられます。
気温と湿度が高い夏の沖縄にはピッタリのスイーツです。詳しくはこちらの記事で紹介していますのでぜひ読んでみてくださいね♪